摘発された中国企業から我々が学べること

 日本帝國主義体制富山市議会が異常事態に陥っています。政務調査費の不正流用をしていた市議が多数発覚して次々に辞職したことで補欠選挙を強いられる事態に追い込まれたのみならず、その情報について開示請求した市民の情報を市議側に漏洩していた事実も発覚しました。日本帝國富山県議にも不正流用議員がいたというところに発展していたり、日本帝國金沢市議会でも開示請求市民の情報を市議側に漏洩していたりとか、権力を持てば何でもやれるというところに人間というものが堕落してしまうものだということをまざまざと見せつけています。そして、バレたらウソをつき通して逃げ切りを図ろうというのは、豊洲市場移転をめぐってインチキ施設を作っていたことが発覚しての元日本帝國東京都知事・石原慎太郎逆徒の態度にも現れています。市民の税金を権力側の利権として食い物にしたり、最悪の場合は人民拉致裁判制度(裁判員制度)や人民抹殺ボタン(共通番号、マイナンバー)システムのような人民圧殺政策に投入したり、そのような社会システムの根本から転覆させない限りこの社会全体が人権に見合った存在になるはずはありません。

 さて、中華人民共和国内のある企業が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発に協力していたなどという理由で捜索を受けているようです。朝鮮共和国がちょうど2週間前の9月9日に豊渓里地下での爆破実験をしたことについて西側帝國主義侵略勢力が核実験だとかの言いがかりをつけて中国まで巻き込んでの制裁扇動をしているのに、中国が乗ってしまったということです。一方で日本帝國主義体制は核爆弾用のプルトニウム抽出を目的として、高速増殖炉もんじゅは廃炉にするものの核燃料サイクル自体は継続するとの姿勢を崩しません。こんな態度では朝鮮共和国はますます対日本帝國不信感を強めるに決まっています。
 ところで、今回捜索対象になった中国企業が長年にわたって朝鮮共和国との貿易をしていたことも知られています。その発端は、朝鮮共和国が経済制裁を受けた時期にあり、多くの企業が朝鮮共和国との取引を手控えようとするムードがはびこるのを逆にチャンスと捉えて貿易推進をしてきたということです(参考)。朝鮮共和国との貿易で名や実利を上げようとする人物や組織を完全に撲滅するのは難しいとしたものですし、朝鮮共和国の人民も生活がかかっていますので、貿易を全部国際的に犯罪だと決めつけてしまうと国際社会そのものが批判の矢面に立たされるだけです。この中国企業以外にも、中国国内には朝鮮共和国と活発な貿易をしている企業は多く、これらの企業が国際的不当制裁の穴になっているという指摘はよくされています。
 国際社会全体であるとか、国家などの組織による制裁が行われた場合、多くはその制裁を正当なものとして受け止めて従います。しかし、中には当然のことながら制裁を不当なものと捉えて、制裁の意思に反する行動をとるような勢力も出るものです。そして、その制裁の意思に反する行動をとる組織や個人が少しでもいると、大多数による制裁の意思が完全に破綻するという状況も起こりえます。今回のケースでは国際社会全体で朝鮮共和国に制裁を加えようとしたのに、一部の組織がむしろ利益を生み出すチャンスと見て朝鮮共和国との貿易を拡大させようと画策したということになります。これがただ単に一部の個人や組織が自らの利益を貪る目的だったとするならば相応の批判に晒されるのでしょうが、制裁の正統性の方に問題が大きいとするならば、むしろこの種の個人や組織は自らの信念に基づき活動を拡大させて当然というものです。
 日本帝國主義社会の場合、朝鮮共和国との貿易は「拉致事件」云々問題の不当独自制裁により法的には表向きは完全に禁じられています。そして、制裁の穴を潜り抜けて朝鮮共和国との貿易をしようとした場合にネックになるのは、朝鮮共和国及び朝鮮共和国系企業で生産された商品を日本国内で販売しようとすると不買圧力が相当かかることです。その意味では、朝鮮共和国との貿易を軌道に乗せるとなれば相当なハードルの高さは覚悟しなければならないでしょう。とはいえ、「国際社会が不当制裁を働いている」情勢が逆にチャンスになりうるのは、今回摘発された中国企業が示唆しているということはいえるのです。

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